思い上がりについて2

我々がここで「思い上がった」と言う表現で呼ぶものにとっての条件は常に、現存在がある特定の「経験」の中に「嵌まり込んで」しまっていること、

 

現存在がその「テントを畳むこと」がもはやできず、「出発すること」がもはやできないと言うこと、にある。(同書より)