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問題は、ここから何を導き出すか
フレームワークで整理しただけでわかった気になるのは、何も知らない状態よりある意味危険でもある。←フレームに区分した状態で思考停止してしまうため
◎「フレームワークなんて使い物にならない」か?
実際的な会社運営は生き物であって、静態的なフレームワークにあてはめようなどというのは、無意味である。
社会人だって、そんなことは百も承知である。
➡フレームワーク無用論も、「フレームワークで答えが出せる」ということに対して、「それはナンセンスだ」と言っているのであって、実はどちらも「フレームワークを使えば問題解決できるのではないか」という、根本的に間違った議論をしていると思われる。
フレームワークで自動的に答えが出せると思うのが「フレームワーク万能論」、答えが出せるわけではない、と考えるのが「フレームワーク無用論」である。
もちろんその意味では、フレームワークで答えが出せるわけもない。要するに、フレームワークをとらえる、そもそもの前提が間違っているのである。
人間の認知には一定の限界があるものなので、その意味では、妥協の産物であるともいえる。