並列化フレームワークの要件
1.有用性がある
2.ずじができる
3,語呂合わせができる
4.権威づけができる
5.認知限界の範囲で収まる。
1.について
ヒトモノカネというフレーム
生産要素としての人的資源(ヒト)、原材料(モノ),投資(カネ)を突っ込んで付加価値を与え、アウトプットを算出する。それを販売してカネに変えていく。
→情報、技術は?とか。
確かに必要だが、経営資源を考えるときは、これが基本になる。
逆に、戦略の5p→パースペクティブ(企業のビジョン).プラン(経営計画),プロイ(相手を出し抜く戦略),ポジション(市場における位置づけ),パターン(実際に行われた行動パターン)
という5つの類型は、経営戦略論の整理としては使えるが、ビジネスの現場では活用されにくい。
法則による分類 続き
財務三表b/s,p/l,c/fといった切り口は、客観的な並列性が担保できる。
1-3
問題は、ここから何を導き出すか
フレームワークで整理しただけでわかった気になるのは、何も知らない状態よりある意味危険でもある。←フレームに区分した状態で思考停止してしまうため
◎「フレームワークなんて使い物にならない」か?
実際的な会社運営は生き物であって、静態的なフレームワークにあてはめようなどというのは、無意味である。
社会人だって、そんなことは百も承知である。
➡フレームワーク無用論も、「フレームワークで答えが出せる」ということに対して、「それはナンセンスだ」と言っているのであって、実はどちらも「フレームワークを使えば問題解決できるのではないか」という、根本的に間違った議論をしていると思われる。
フレームワークで自動的に答えが出せると思うのが「フレームワーク万能論」、答えが出せるわけではない、と考えるのが「フレームワーク無用論」である。
もちろんその意味では、フレームワークで答えが出せるわけもない。要するに、フレームワークをとらえる、そもそもの前提が間違っているのである。
人間の認知には一定の限界があるものなので、その意味では、妥協の産物であるともいえる。